うつ病になりやすい人は、ネガティブなことに敏感に反応するけど……実は、ポジティブなことに対しても敏感に反応する力がある
by なおき
仕事とうつは今や切り離せません。
「本当の自分」を発揮できず、抑え込まざるをえない環境も多いですし、うつになりやすい職場も少なくないでしょう。
先日、すごく興味深い話を読みました。
日本人が多く持つとされるうつ病になりやすいとされる遺伝子。その遺伝子は、ポジティブなことにも、ネガティブなことにも感じやすいように進化していったようです。
「そのおかげで、より相手の気持ちを素早く忖度できるようになり、原始時代のような狩猟生活ではあり得なかった農耕民族として大きな共同体を維持することが可能になった。」
そんなことが書かれていました。
私自身も「うつ病」経験者。
「ビジネスうつ」ではなく、実際に診断され1年間休職もしていました。
うつの人は、すぐにネガティブに捉えがち。
そう考えている人も多い気がしますが、実は違います。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)なんて言葉も使われるようになったけど、うつになる人って、繊細で敏感。だから、環境が今の自分に合わないと、ネガティブに捉えすぎて心や身体に影響が出てしまうだけ。でも、うつ病になりやすい遺伝子を持つ人が実は一番楽観的という実験データもあるようです。
シンプルに言うと、良いも悪いも環境に影響されやすいんだよね。
だから、環境が自分に合ってたら何も問題もなく、すごく力が発揮できる。
でも、自分にものすごく合ってても話題にはならないから、「うつ病」の人がネガティブ思考と捉えられてしまうのです。
私自身の経験や実際に公共事業でうつ病の方の相談をしていても、うつ傾向の方は極端に物事を捉えがちな傾向があるというのは事実のように感じます。そう言う意味では、個性的過ぎるんだよね、きっと。だから、社会の普通とは合わせにくいのかなと思います。
じゃ、うつ傾向な人はどうすればいいの?
ってことだけど、症状にもよるから何とも言えないけど……
一つは今の自分に合う環境に行くことかな。
環境に影響されやすいわけだしね。
安易な転職はオススメしないけど、今の職場の環境改善が難しいなら、転職も一つの手段だと思います。
後は、今の自分と向き合うこと。
これは、うつ傾向に関係なくそうだけど、
意外と「自分」て見えていません。
自分のことは自分が1番よく知ってる。
それは確かにそう。
だけど、
他人からどう見えるか?を優先してしまい
「本当の自分」を認めたくないし、許したくない。
だから、表面的には偽りの自分を演じてしまう。
そんなこともあるのかなと思います。
「私が頑張れないのは仕方が無いんだ」
「私は運と環境に恵まれないから、これでいいんだ」
「どうせ無理なんだから、あきらめよう」
そうやって自分の可能性を抑えようとしてしまいます。
そんな時は、自分の力だけじゃ
「本当の自分」は解放できません。
誰かに自分の話を聴いてもらうことで、
今の自分、本来の自分の求めているものが見えてきます。
私は親しい友人達に、自分のことをよく伝えます。
そうすると「自分はそう思わない」と反発されることもあります。
共感してくれることもあれば、「ここは自分はこうだ」と新しい視点をもらうこともあります。
そうすることで、自分自身の小さな枠から解放されて、新しい自分、自分の可能性も広がっていきます。
他人と違ってもいい。
なかなか簡単ではないかもしれないけど、
他人と違って当然。それを許すことで、自分の可能性って開けるのかなと思います。
「素直」になろう!ってこと。
あなたは、他人と違う自分を許せてますか?
誰かに自分の本音を語ることで、自分は見えて来ます。
家族がいても、親友がいても本音って語れないことがあります。
面談していると、実は親友にも話したことがないのですが、犯罪歴が実はあって……とか、そんな話を聴く事も何度かありました。
もう刑も受けて終わっているけど、過去にそんな自分もいたんだ。
それを受け入れて貰えない不安って大きい。
過去の自分にも自分自身がOKを出して、他人にもOKをもらえる。
そんな世界をつくっていきたいですね。
お読み頂き、ありがとうございました。
なおき (「初めまして」と「相談依頼」)
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