「ほんとうの自分」とは、幼い頃に友だちグループのなかで選び取った「役割=キャラ」の別の名前です。
転職や就活をする際によく使う言葉。
今の仕事は「本当の自分」ではないんです。
「本当の自分」に合う仕事をしたいです。
……
自分探しなんてこともやりますが……
「本当の自分」の正体って何なのでしょうか?
子どもの頃って色んな遊びがあるし、色んな役割を持っていたと思います。
主人公的な熱いキャラ、クールに振る舞うキャラ、いつもリーダー的に遊ぶキャラ、静かに従うキャラ、場を明るくするキャラ、……
でも、社会人になると、学生生活の中で演じていたキャラが演じきれなくなりますよね。
自分よりも、もっと場を明るく面白くする人、すごいリーダーシップを発揮する人、もっと熱く語る人等々、すごい人達に囲まれてくるので、自分の昔のキャラが演じきれなくなります。
自分が馴染んでいたキャラを演じることを諦める人も出てきます。
そういった昔の自分を演じられなくなる違和感。
それこそが「今の自分」が「本当の自分」ではないと感じてしまう原因の一つです。
「本当の自分」を失っている
=過去に演じた自分を、演じられてない
こう考える事ができます。
だから、自分探しを終えられない人の多くは、過去の自分に焦点をあてがちです。
過去の不幸や、親との関係ばかり人考えてしまい、今の自分と向き合えない。
でも、「今の自分」と「過去の自分」って、
どっちを大切にしたいのでしょうか。
過去の自分になれないことを訴え続けて、そのキャラを演じられるところを探し続けること。今の自分と今の社会環境(労働市場)をふまえてバランスをとって、今の自分のキャラにできる限り合う仕事を選ぶこと。
あなたは、どちらを大切にすることが自分にとって幸せだと思いますか?
地元のマイルドヤンキーが「自己実現」で悩まない理由がわかります。なぜなら彼らは”強いつながり”のなかで学校時代の友だち関係を維持し、同じ「キャラ」を演じ続けられているのですから。
わかりやすいキャラ、社会事情にあったキャラ、
それなら大人になっても演じ続けられます。
でも、なかなか複雑な過去がある方は、
そんな簡単に行かないですよね。
一所懸命頑張っていたんだし、場合によっては子供の頃にずっと演じ続けたかったけど、できなかった『過去の想い』が残ってしまって、それが「本当の自分」だと思ってしまってることもあるから。
あなたにとって
「本当の自分」って、どんな自分ですか?
もしかしたら、その過去の自分を手放すことで
「今の自分」の想いや本音が出てくるかもしれません。
実際、過去の自分に焦点が向いてる人より
今の自分の気持ちを大切にされてる人の方が変化と成長は早いです。
就活や転職活動において、
なんかずっと自分探ししてるな……
そう感じるようなら、本当の自分(過去の自分)にこだわらず、今少しでも感情が動くことに取り組んでみるとイイですよ。
↓様々な角度で幸福を分析しているオススメな本です。
お読み頂き、ありがとうございました。
なおき (「初めまして」と「相談依頼」)
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