これまで手術を成功させてきたのは……
俺の腕じゃなかったんだよ。
今まで誰かが作ってきてくれた薬や技術、設備や知識だったんだ。
そんなものをなくした俺は、痛みの少ない縫い方一つしらない藪だった。
十四年も医者をやって、俺はそんなことも知らなかった。
自分がこんなにちっぽけだっててことを知らなかった。
by 「JIN -仁-」第1話
2011年。もう10年近く前のドラマ「JIN -仁-」。
当時すごくハマっていて、懐かしくなり再放送をまずは3話まで鑑賞。
泣けますね。
医療ものって熱いよね。
(両方、古いドラマですが……)
今回ドラマを見て響いたのは、冒頭の言葉。
当時は、あまり響かなかったこの言葉。
今はすごく響きました。
これまで手術を成功させてきたのは……
俺の腕じゃなかったんだよ。
今まで誰かが作ってきてくれた薬や技術、設備や知識だったんだ。
私達があたりまえと思って使っているものや知識、ノウハウ。
それは、過去の多くの人達が失敗を繰り返し培ってきたもの。
でも、あたりまえと思っていると、
それが自分の力と勘違いして慢心してしまい成長が止まります。
ドラマ「JIN -仁-」は、現在の医者が江戸時代に飛んで行ってしまう話です。
でも、そこには最新の薬も施設も道具もありません。
そこで自分の無知さ、自分が環境に助けられていたことを実感した時の気持ちが、冒頭の言葉です。
実は、転職を一度でもしたことがある人は
同じようなことを感じたことがある人多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
私は、新卒で大手ゲーム会社で働いていました。
今だと問題になるような労働環境も確かにありました。当時は不満もありました。
でも、初めて転職をしたとき、すごく恵まれたいたことを理解しました。
社内の情報共有や各種上司への確認も、当時は不満がありました。
でも、他社を見て初めて、実はすごくスムーズだとわかりました。
転職後の会社は、何でもかんでも紙でやったり、社内共有のデータベースもなく、共有するのも紙やメールでやらなくちゃいけない。そもそも確認も遅い。
いたるところで、
すごく不満のあった環境こそが、
他社から比べると実は素晴らしすぎる環境だった。
それがよくわかりました。
きっと、当時不満があった前職の環境も、
きっと整えまで本当に大変だったのだとわかりました。
それなのに、自分は不満ばかり感じていたのです。
転職相談にのっていると有名な大手企業でも、
未だにデジタル化が進んでいない会社さんが結構あることもよくわかります。
それを考えると、かなり整った環境で働かせてもらっていたのだと後でわかりました。
今の環境のありがたさって結構気付きにくいです。
特に、当時の私のように不満に意識が向いて、視野が狭くなっていると絶対に気付きません。
以前も書きましたが、
「幸せ」って失わないとなかなか気付けません。
だからこそ、
日頃から自分の周囲の人達
今ある環境に対して感謝を忘れないようにしたい。
そこに気付いて有り難く環境を使うことで
私達は、未来に向けて新しい知識や環境を
つくり残せるような成長ができる気がします。
あなたは、今の環境に不満はありますか?
だとしたら、
今の環境で感謝すべき点もよく探してみてください。
必ず何かしらあるはずです。
不満と感謝、その両面を理解した上で、
新しい自分をつくっていくことが大切なのかなと私は思います。
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キャリア専門カウンセラー なおき
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