キャリア相談に載っていると、
「自分の強みがありません」と言う方がいます。
だけど、面談をしていると、
「これも◯◯さんの強みだよね!」
「◯◯さん、こんなすごいことあるやん!」
そんな言葉が出てくることが多いです。
自分では気づかないけど、
話していると強みは自然と出てくるものなのです。
とは言え、専門家と話す機会がないという方へ
今日は、自分の強みを発見する方法をお伝えしますね。
強みの言葉から探す!
挑戦する力、柔軟性、行動力、素直さなど
強みを表す言葉はネット検索すれば限りなく出てきます。
そこから自分に合う言葉を見つけるのが一つです。
とは言っても、いっぱいあると選べませんよね。
そんな方は、経済産業省が提唱する
「社会人基礎力」が参考になります。
職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力。
そう定義されています。
社会で働くためには、
前に踏み出していく力
考え抜いていく力
チームで働いていく力
が大切とのこと。
ならば、この3つの中で自分はどれが優れているか。
一つ選んだら、さらに下記のように細分化しているので、自分に当てはまるものを「自分の強み」とまずは考えて見るといいです。
例えば、「傾聴力」は比較的あるかな~と思うなら、
その力って、どこで発揮したのかな?
その力を発揮したことで何が上手くいったか?
と考えて見ます。
仕事をしていて……
・相手の話をしっかり聴いたことでイイ関係性が築けたな~
・自分の意見を言うときは、他の人はどう考えているのか確認してから話しているな~
・上司から仕事を受ける時も、相手の望んでいることや意図を確実に把握して仕事してるな~
とかね。
そうすることで何が上手くいったか?
率先して意見を聴くことでチームのメンバーが意見を言いやすい場をつくれている。
何かあると気軽に相談をしてくれるようになり、課題を一人で抱え込まない雰囲気をつくれた。
とかね。
まず自分を表す強みのキーワードがわかると、
そこから自分の強みの発揮の仕方とかを考えていけるのです。
子供でも気持ちよく強みを語れる !
私は、キャリア相談を専門でやっている関係もあり
その人を表すためのカードを色々と使っています。
言語化が苦手な人にとっては、
こんな写真や絵のカードも使うことがあります。
先日、子供と話していて使ったのは、
キャリアトランプというカード。
厚生労働省認定のキャリアコンサルタント向け講習もあるキャリア相談で使われるツールです。
最近、小学生の息子はどんなことを強みと考えているのかな~
と探りたくて使ってみたら……
こんなキーワードが出てきました。
チームプレイヤー
リーダータイプ
チャレンジャー
それについて語ってもらいました。
「ぼくは、野球をやってるからチームプレイヤーだし、野球でみんなに声出してるからリーダータイプだし、お父さんが何でもOKと言ってくれたから何でもチャレンジしていて、野菜も食べられるようになったからチャレンジャーだ!」
って。
すごい自慢げで、自信を持って話してくれた。
私も聞いていて嬉しかった。(*^_^*)
これが、言葉の強さです。
「自分の強みを教えて!」って言っても、きっとわからない!
で終わってしまいます。
でも、自分なりに1回言葉を選んでもらうので、
自分には確かにあるよなって自信を持って、自分を語れるようになります。
他にもいっぱいある強み診断
今は、便利な世の中で、様々な診断があります。
その中でもオススメのものを3つ伝えますね。
紹介するもの全て本格的な診断です。
なので、30~40分とか結構時間かかりますので、診断する際はご注意ください。
①ストレングスファインダー
有料だけど一番オススメなのが、これ。
世界1200万人以上の方が強みを活かすのに使ってる診断です。
私のテスト結果は、こんなキーワードでした。
学習欲、最上志向、成長促進、ポジティブ、共感性
私自身、かなり影響受けました。
昔セミナーや勉強ばかりしていて、それをアウトプット全然してなかった。使わなければ学んだって意味が無いって考え悩んでいました。でも、「学習欲」が自分の強みってわかったら楽になりました。
学ぶこと自体が自分は好きだし目的でいいんだ!って腑に落ちたので、アウトプットしなくてもいいや!って思えた。「アウトプットしなくちゃ」を手放せたのです。そうしたら、逆にアウトプットが自然とできるようになりました。
だって、アウトプットした方が、学びがあるってわかったから。
このテスト、本を買うとコードがついていて、それを使ってネットで診断ができます。
何人にも紹介して、強みをお互いに話し合う場をつくって楽しんでました。
↓↓ かなりオススメです。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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②ポジティブ心理学の「VIA-IS」
これも①同様、世界的な診断ツールです。
世界190カ国、260万人以上の方が使っているとのこと
私のテスト結果は、こんなキーワード。
審美眼、愛情、親切心、公平さ、創造性
こちらは無料で気軽にやれます。
また、様々な強み発見の本でも紹介されています。
「審美眼」が一番の私の強みって出てきて面白かった。
人生のあらゆる領域に対して、美や卓越性、熟練した技を見出して味わう力だそうです。元々、プランナーとして活躍もしていたし、今は人に対して様々な角度で魅力を見出して伝える仕事って考えれば、納得の結果でした。
↓↓ オススメだけど海外サイトなので、わかりにくいかも
③就職に特化した「グッドポイント診断」
最後は、唯一の日本製。
就職支援の最大手リクルートキャリアが開発した診断ツールです。
ちなみに、私の診断結果はこんな感じ。
独創性、自己信頼、現実思考、俊敏性、親密性
就職ツールとして使われているため、
仕事でどんな強みが活かせるか!を考えやすくなっています。
例えば、「独創性」のコメントを一部抜粋すると……
常識にとらわれずに広い分野から情報を収集し、興味がある題材が見つかると自分だったらどうするか必ず考えるなど、自身の独創性をより高める努力をし続けます。
こんなコメントもふまえて、自分の強みを「何か新しいプロジェクトを開始する際は、主体的に情報を集めて対策を取っていける」「事前に関係する本を購入したり、詳しい部署の方に話を聞くなど情報を集めて、自分なりの意見を伝えるようにしている」等と転職活動の際に伝えたこともあります。
自分には、こんな強みがある!
それが言えるようになると、
うちの息子のように、自分を自信持って語れるようになります。
様々な診断ツールも使いながら、自分を表す言葉を手に入れてくださいね!
・様々な診断ツールで、自分の強みのキーワードがわかる
お仕事や転職活動に少しでも参考になれば嬉しいです。