今日は、お悩み相談形式で書きますね。
ブラックでない、酷い扱いを受けない安定した仕事につくためには、どうすればいいですか?
あなたにとっての安定とは何?
希望の求人に応募してるのになかなか採用されない。
それは本当に不安だし、辛いことです。
業種や職種によって労働市場は大きく変わります。
そのため一概には言えませんが……
「安定した仕事に就きたい」という想いを
よく考えてみると応募の幅が広がるかもしれません。
今日はその視点でお伝えします。
「安定した仕事」ってどんな仕事でしょうか?
また、何のために「安定した仕事」に就きたいとお考えですか?
仕事選びの際に個人的に、よく紹介させて頂く指標をお伝えします。
とある高校の「職業選択に対する指標」です。
1. 給料が少ない方を選べ
2. 自分が望む所ではなく、自分が必要とされる所を選べ
3. 昇進のチャンスがほとんどない所を選べ
4. すべて条件が揃っている所は避けて、イチからはじめなければならない荒れ地を選べ
5. 先を争って人が集まる所には絶対に行くな。誰も行かない所に行け
6. 将来性がまったくないと思われる所に行け
7. 社会的な尊敬が期待できない所に行け
8. 真ん中ではなく、端に行け
9. 両親や配偶者、婚約者が命がけで反対するところなら間違いない。迷わず行け
10. 王冠ではなく断頭台が待つ所に行け
参考文献:
私が上記を知ったNHKソウル白熱教室で講義をした著者。
韓国出版史上最速でミリオンセラーを達成した熱い本です!

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違和感を感じる方は多いかと思います。
これまで何人にも、この言葉を見せていますが、全ての文言に納得した人を見たことがありません。
これは、韓国初の共学高校という歴史を持つコチャン高校の職業選択の十戒だそうです。
個人的には、初めて知った時に衝撃を受けて
自分なりにこの十戒を意識しています。
本当の安定とは?
この十戒を満たした仕事についた人、どうなると思いますか?
すごい体験が手に入ります。なかなか人が選ばぬ道ですから。
人に話すネタもいっぱいでしょう。(^^)
そして、何よりそこで経験したことは、大きな成長に繋がることは間違いありません。
私も初めての未経験の転職の時は、
恥ずかしながら、年収は半分以下になりました。
妻も子供もいるのにね。。。
許してくれた妻には本当に感謝しています。
でも、それ以上にやりがいや生きがい、
何よりも気持ちよい朝を手に入れました。
さて、あなたにとって
「安定した仕事」ってどんな仕事でしょうか?
大企業で働ける仕事だったり、
正社員として終身雇用で働けたり、
収入が徐々に増えたりと、そんな感じでしょうか。
とは言え、この変化の大きな時代に、
安定し続ける企業かどうかなんて誰もわかりません。
あれだけデジカメが流行っていたのに、
スマホの台頭でデジカメ業界は一気に廃れました。
そして、それにより維持できなくなった大手企業もあります。
何がどう変わるかなんて誰もわからない。
経団連の会長が「終身雇用は限界」って言うくらいです。
企業も、社員を守るよりも、会社守ることで精一杯なのです。
いまだに簡単な仕事だと勘違いして、
事務職を希望する方は本当に多いです。
が、AIやビッグデータを扱う時代に、
どれだけ簡単な事務職が残ると思いますか?
事務職が残っていたとしても専門性のあるものだけでしょう。
将来の安定性を、私は簡単な事務職には描けません。
アメリカの大学研究者がニューヨークタイムズ紙のインタビューで、2011年にこう語って話題になりました。
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」
これから10年も経てばどうなるかわからない時代です。
そんな中で安定して働くために必要なこと。
それは、
あなた自身が成長していくことです。
刑務所生活を送った堀江貴文さんや、経営破綻した与沢翼さん達は、なぜ大きなアクシデントがあった中でもすぐに復活できたのでしょうか?
まさに、環境や周囲に関係なく、それだけの力が本人にあったからです。
あれだけのピンチも関係ないって、安定感抜群ですよね。
変化が早い現代社会では誰も保証してくれません。
安定を環境や周囲にだけ求めていることこそ、めっちゃ不安定です。
実際に、過去に何億と稼いでいた方、超一流の企業に長年勤務していた方など、様々な過去を持つ方を面談したこともあります。
でも、ちょっとした事故や環境の変化で、全く違った苦しい生活に変わってしまう。
そんな姿もいっぱい見てきました。
そんな中でも前向きに進められるか否かは、
自分自身が何を身につけてきたか次第です。
1日1日、安定と感じる仕事をしていることが
将来の不安定さをつくっていることだってあるのです。
仕事を稼ぐためだけの「消費」として考えるより
仕事で成長するための「投資」として考えるとどうですかね?
最後の仕事に向けて、次の転職先を探そう!
今の現職に何らかの不満があるからこそ、転職を悩んでいるのかと思います。
だから、次の転職先も大切。
だけど、もっと大切なのは、人生最後に就く仕事。
自分の死後に、家族や友人から、
どんな仕事をした人だと人から言われたいですか?
多くの人の成長に係わった人
コツコツと地道に取り組んで会社を支えた人
一緒に働く人を元気にした人
……
そこに向けて、
今どんな仕事を選ぶのがいいと感じますか?
先程の職業選択の十戒をもとに、仕事を選びなさいとは言いません。
今の時代は、本当に酷い企業もなくはありません。
ブラックじゃないかと疑うことも大切です。
でも、企業選びにすごいこだわっていたのに、
いくら会社が安定していても、簡単に辞める人も多いです。
結局、あなた自身がどんな職場でも活躍できる力。
どんな仕事でも自分なりに楽しめる力。
それがなければ、安定な仕事なんてないのです。
「自分自身が成長できる仕事」
そんな視点でも、仕事を見てみるといいかなと思います。
成長できないようなら、辞めればいいですしね。
「安定」を考えるのもいいでしょう。
ただ、その安定って何でしょうか?
収入の安定? 仕事の安定? 人間関係の安定?
もし、あなたが「自分の人生における心の安定」を
考えているのであれば……
今の自分が、
少しでもやりたいと感じる仕事
少しでも自分の能力が発揮できそうな仕事
少しでも自分が必要とされる仕事
そんな仕事を選んでみてはいかがですか?
それがあなたの成長を促進させて
将来の安定に繋がる近道なのかもなと思います。
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言ってることは何となくわかるけど
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お読み頂き、ありがとうございました。
なおき (初めましての方はこちら)
転職活動に少しでも参考になれば嬉しいです。
↓まずは、自分の強みを発見してみるのもいいかも。