3年くらいで仕事を辞める人が多いです。
例えば、こんなパターン。
1年目は、新人だし一所懸命に頑張った!
2年目は、仕事に慣れて、期待もされて頑張った!
3年目は、仕事の限界も見えて、ここでやることもないかな~
そう考えて、転職を考えている方、ちょっと危険かも!!!
実は、何も考えずに働いていると、こうなるものなのです。
自分自身が悪循環にハマっていないか確認してみてください。
1年目は、「やりたいけど、できない」
新しい会社に入ると不安なことが多いです。
新しい環境、新しい同僚、新しい生活。。。
新しい事って不安も多いし、わからないから緊張もあるし不安もある。
でも、新しいことってワクワクもします。
だから、入社直後って、こんな気持ちでいられます。
やりたいけど、できない
1年目でよく辞める方の一つの理由は、
初めてなんだからできなくて当たり前なのに……
自分の能力が低いからついていけないんだ!
期待されているのに、対応できなくて申し訳ない!
こんな仕事量、私にはムリ!!!
企業側もどこまで、できるか探っている状況。
もちろん期待もしているから、仕事量が多い場合もある。
でも、それは単に探っているので、
できなかったら、できなかったで仕事量や内容を変えるだけです。
それなのに、自分にはムリ!って退職する人が多いです。
1年間は頑張れないと、職歴的にもかなり不利になるし
自分自身の自信喪失にも繋がります。
1年目は本当に、様々なことが積み重なって大変だと思います。
が、この1年を乗り越えることで次のステップに繋がります。
2年目は、「やりたいし、できる」
仕事に慣れてくると「やりたいし、できる」ようになります。
苦手なことでも、さすがに1年経つとできるようになります。
そして、1年の流れを通して、この時期にこんな仕事がある。
仕事の全体像も把握できるようになってくると、
長期的な視点でも仕事が見られるようになります。
もちろん、人によって時間差はあります。
でも、すぐに自分をあきらめない人ならば、時間さえかければ上手く行きます。
実際に、やったことがないからできないことが多いはずです。
仕事の仕方は、同じ業界でも変わってきますから。
それなのに、勝手に自分はこういうのが苦手と決めつけてしまう。
ほんとね、やったことがないだけだし、慣れていないだけ。
実は、そんな場合のことが多いはずです。
なので、もう少し自分が慣れるのを待ってあげましょう!
慣れてくると、自分なりの仕事の仕方もわかってきて
安心して仕事もできるし、任される仕事も増えてきます。
それが、
やりたいし、できる!
状態をつくります。
やりたかったことができることは、
成長も感じられて嬉しいです。
夢中になったり、満足いくことでしょう。
まさに、やりがいを感じる時期がこの時期です。
3年目から始まる悪循環「やりたくないけど、できる」
ここからが悪循環の始まりです。
下の図にもあるように、
「やりたい」が「やりたくない」どんどん変わっていきます。
でも、先程も書いたように
どんなことでも慣れれば上手くなります。
ということは、一つのことをしていても
2年目の「やりたいし、できる」の状態は永遠には続きません。
なぜか? いわゆるマンネリです。
同じようなことをしてても人は飽きます。
当然の結果なのです。
上手くなっていくと、
頭も使わなくなり労力もかからなくなりますから。
なので、自分の成長を感じなくなるのです。
人は成長を感じられないと、
退屈だし、そこに不満も感じます。
こんな状態が、これ。
やりたくないけど、できる
やりたくないことをやり続ける。
これは苦痛です。
それがずっと続くかと思うと苦痛は大きくなるだけ……
そんな自分を惨めに感じて、不幸を感じます。
そんな状態が
やりたくないし、できない
何も考えずに、与えられた仕事をしていたら
このような悪循環に陥るのはあたりまえなのです。
そうなると、やる気もでませんよね。
やる気がないから何も成長できないし、
周囲の期待にも応えられない自分を味わって、さらに惨めになる。
不幸がどんどん育って、最終的に転職を考えるようになります。
だから、3年間の間に、
自分が楽しめて成長できる仕事を、自分でつくることが大切なのです。
仕事に、自分なりの楽しさをつくる方法
これまで、3年間の悪循環を書いてきましたが、こんな感じです。
①(変わりたくて入社!)やりたいけど、できない
②(慣れてくると)やりたいし、できる
③(飽きてくると)やりたくないけど、できる
④(変わらないと)やりたくないし、できない
変わりたくて入社したのに、
新たな変化を会社内でつくれずに、変われないから辞めたくなるのです。
だいたい転職を考え始めるのは、2つです。
「①やりたいけど、できない」時に、
慣れていないからできないだけなのに、
自分の能力不足と感じてしまう状態。
それで、やりきらずに自分をあきらめて退職。
もしくは、
「③やりたくないけど、できる」時に、
今の状態に甘えて、楽な道を選んでしまい
新しい仕事のチャンスを面倒くさいと選ばず
仕事や興味の幅を広げずにつまらなくて退職。
よく面接で、5年後、10年後のキャリアビジョンを聞かれます。
これって、この悪循環にハマって辞めたくなる人かどうかを確認している意味もあるのです。
5年後、10年後にまだやりたいことがあれば、
その興味から、自分で仕事をつくれるからです。
でも、今の仕事が、ただ不満で変わりたい!
それくらいの思いで転職しても、その変わりたいは3年もあれば果たせます。
だから、同じように不満が生まれて転職を望むのです。
上手く進めている人の多くは、
気持ちや状況を上手く切り替えて
ちょっとした変化や成長を常につくっています。
例えば、
営業で回るお客さんをポイント制にして「今日は何ポイント稼いだ!」とか、この人を攻略したから何ポイントとか、自分なりに楽しんでる。
クレームを受ける仕事だと、大きなクレームを受ける度に記録をとって、これまでの人より理不尽な人だ!とランキングにして楽しんでる。
それこそ挨拶一つとっても、今日は何人が返してくれたとか……
他社の同様な製品は何でここまで売れてるのかと研究するとか……
なんかこの非効率な進め方を、効率的にする方法はないのか!とか……
この失敗は、次回どうすれば攻略できるのかな~とか……
対外的に新しい仕事をつくったり、
自分の頭の中で仕事をつくって楽しんだりしています。
この悪循環にハマっているようなら、
ぜひ、自分なりに仕事を楽しめる工夫を考えてみてくださいね。
やりたいけど、できない
やりたくないけど、できる
こんな自分の状態に気づいた時こそ、変わり飛躍するチャンスですよ!
自分一人で心の整理できない方は、
私のようにキャリアコンサルタントに相談してみてね。
無料で相談したいなら、人材紹介会社など利用する手もありますよ。
転職活動に少しでも参考になれば嬉しいです。
↓↓別の視点で3年で辞める人の特徴を書いてて面白いですよ。